今週のお題「夏を感じる歌」
夏がテーマのお気に入りの曲を数曲。
何年経っても不朽の名曲と言えるほど大好きな曲について語ろうと思う。
目次
①奥花子 『ガーネット』
またこの季節が めぐってく。
「時をかける少女(アニメ版)」の主題歌である。
曲だけでも既に泣けるところが、映画を見ることで更に泣ける。
ピアノの音色と彼女の透き通る歌声、
映画を丸ごと表現しきれている切ない歌詞が自分の深いところまで染み渡る。
『いつか他の誰かを好きになったとしても
あなたはずっと特別で 大切で』(https://www.uta-net.com/song/44074/)
この歌詞が特に好きだ。
歌詞の「あたし」に該当する人物(真琴)は歌詞からも
もう戻れないという運命をしっかり受け止めているということがよくわかる。
とても切ない歌詞の中に前向きさを感じさせ、聴いていると心が浄化される。
引きずるわけでも、損失と捉えたり幸せだった思い出を捨ててしまうわけでもなく。
上手く言葉に表せないが、すごく尊いと思う。
曲としても、時を超えた夏の恋の物語の主題歌としても色褪せぬ名曲だ。
②コブクロ 『君という名の翼』
ドラマの主題歌でもあり、車のCMソングとしても起用された有名な曲である。
コブクロは昔から好きなアーティストで、ピアノで曲を弾いたりもしたほどだ。
恥ずかしながらドラマは見ていないが、歌詞の所々に水際や水面という水を連想させる表現から
マリンスポーツ系の歌だろうかと初聴で感じ取ることはできた。
爽やかな曲調に、優しさと力強さを兼ね備えた二人の声で歌詞が心に真っ直ぐ響く。
夏とスポーツが題材であっても暑苦しさを感じさせない。
曲と一緒にどこまでも駆け抜けられそうな気持ちになれるし、
離れても一人じゃないというような歌詞にとても勇気づけられる。
歌詞の描写も詩的で好きなのだ。
二番の冒頭の空の様子や季節の表現等々。
言葉のチョイスも上手く、残像と感情といった語呂合わせも耳に心地良い。
ボカロ曲
結局一つに絞れなかったのでボカロ曲という分類で2曲+α。
ボカロ曲ではあるけれども立派な夏歌である。
『平面説』 niki
ジッタードールやWAVEで有名なniki氏の殿堂入り曲である。
好きなP(プロデューサー)は?と聞かれたら私は絶対その名を挙げる。
瑞歌ミズキで良調教があって感動したのでウチの電歌セン(音源)にカバーさせたりもした。
↓因みに良調教のミズキカバー。人が歌ってるようにしか聴こえない。
何と言ってもシンプルさの中に夢がある歌詞が素敵!
『夜は静かに訪れて 空の星座を傾けて 降り注ぐ夜空のファンタジー
『平らな地球の向こう側に 物凄いミラクルな日が昇る』
(https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/29054.html)
曲名の通り「平面説」という所に着目したい。
近年平面説が一部で支持されたりしていたりもするが、地球は丸いものという意識で生活している私たちからしたら
それは違った景色に見えることだろう。
秘密基地、二丁目五番地の昼下がり、秘密の恋というワードも出てくる。
「ものすごいミラクル」という表現からしても
登場人物は十代くらいの年齢で、その視点の歌詞なのかもしれない。
懐かしいような、甘酸っぱいような、初々しいというか。そんな気持ちになれる。
ちなみに『カラーコピー』も夏曲だが
おそらく歌詞からしてリンクしているという解釈もアリかもしれない。それについては後日別記事で解釈について書いてみようと思う。
これらを聞いていると少年の心に帰っていつまでも夏休み気分を味わいたくなる。
『Fire◎Flower』 halyosy
ちょっとこれは外せなかった。夏のボカロ曲と言えば王道である。
桜ノ雨で有名なhalyosy氏の「とてもロマンチックな」曲。
静かな曲で夏の夜に聴くとリラックスできる。
花火と少年の恋をシンクロさせた一曲である。
言葉の選出というか喩えというか、歌詞にセンスを感じる。
目を閉じれば大輪の花火が浮かぶかのようだ。
『最初から君を好きでいられて良かった』(https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/1799.html)
迷いのない、ここの歌詞で一気に心を持っていかれた。
好きな人と一緒に花火を見ているという設定だろうか。
最初からこの人を好きで良かったって思える恋とか素敵だと思う。
長くなりそうだから厳選しても絞り切れてなかったりするが、以上である。
改めて挙げた曲を見直すと青春っぽい曲が多いと気づいた。
夏は夏休みだったりイベントが多かったり等、世間一般に思い出作りに密接な季節として
そういった曲が多く生まれたのかもしれないと感じた。
因みに学生の頃から夏は忙しく過ごしていたし、
昔初恋の相手から花火大会の誘いがあったが、噂好きの知り合いに会ったら気まずいのでとうとう行かずじまいだった等々結局青春っぽい夏は過ごせていなかったような気がする。