お題「 わたしと英語」
特に英語を勉強したから何とかいうわけでもない。
私が取った級も点数も、大したことではないと思う。
けれど、実際勉強して良かったこと、自分が成長できたと思ったことが「英語」には沢山詰まっている。
黒歴史と言っても、もうだいぶ年月も過ぎていることだし、この機会に綴ることに決めた。
目次
英語の授業での黒歴史
これは今から十年ちょっと前の話になる。
やたら授業で当てられやすかった私。
※特に私は不真面目に授業を受けていたわけでもなく、かといって漫画に出てくるような優等生というわけでもない。
その日も、ごく普通に英語の授業を受けていた中学時代のある日。
…開幕早々見事当てられてしまった。
選択科目ゆえ他のクラスの人の目も気になるし、無難何事もなくやりすごしたい所である。
便利なキーワード:「わかりません」
これが頭に浮かんだが、本当にそれでも良いのだろうか?勉強の機会としたら?
英語は得意でもないけど苦手でもないし、答え自体は解っていたので
とりあえず答えてみた。
先生は何て言ったのかよく覚えていないが、なぜか外野(特に見知らぬ組の男子)から爆笑が聞こえた。
どうやら、なんと発音を間違っていたらしい。
結局その授業が始まるたび毎回それをネタにされ、
これが人が嫌がってるのをわかってやる「悪意ある嘲笑」だったこともあり
早速英語の授業がトラウマになってしまったのである。
「わかりません」と言ったとしても、ろくなことにならなかっただろう。
しかし、いくらなんでも授業で間違えてそれをずっと笑う行為は如何なものか。
まさかのリスニング過去最低点叩き出し
特段英語に関しては困りごとはなく、無事高校入学。試験諸々も順調。
しかし卒業前のセンター試験で悲劇が起こる。
やっちまった!リスニング過去最低点だ!
①それまでリスニングで悪い点は取ったことがなかった。
②配点もそれほど高くなく、入試によってはリスニングが必須でない場合もあった
③筆記にばかり気を取られていた。
以上の点から対策が遅れていたことが今回のそれに繋がったと分析した。油断禁物。
勧められて資格取得の決意
大学入学後。
英語の教授「受けてみない??いけるって!!」
私「…えっ?」
どうやら入学後の何とかという英語のテスト(名前は忘れた)の結果が良かったらしい。
最初私は尻込みしていた。専攻等からも特に必要性を感じなかったし、黒歴史を二つも抱えていたからである。
しかし、笑われたままでは癪であるし、いっそ「克服しましたが何か?」と思える自分になってしまおうか。
…私は英検とTOEICを受けてみることにした。
とりあえずは英検2級と600点突破で。
黒い歴史はこれから鮮やかに塗りつぶしてしまえばいい。
そして、どうしたらリスニング等が上達するのかアドバイスを貰うため、研究室の扉を叩いた。
英語に積極的に向き合う
それから実践したことは以下4つ。特別なことはしていない。
①英語の講義をなるべく受ける。※特にワークショップがあるもの重視
②毎日CNNニュースのCDを聴く。
③勧められた参考書や課されたプリントをこなす。(ちなみに、特に借りて良かったのがいきなりシリーズ600点の本。)
④教授にスピーキングの指導をしてもらう
「CNN早くてわけわからない!」「発音の矯正難しい!」
ワークショップありの英語の講義が留学生だらけ、講義中全部英語は正直面食らった等々、最初は苦労した。
続けていくうちに、
・「発音がそれっぽくなってきたかも!」と思えるようになったり
・ワークショップで一緒になった留学生がこちらの顔を覚えてくれて挨拶をくれたり
・だんだん見知っていく単語がぽつぽつ増えてきた
といった具合に進歩は感じられるようにはなった。
CNNも聴けば面白いものもあり、公園に設置されたダビデ像について外国でも取り上げられていたんかい、と感じたり、
「ダビデ」は「デイビッド」と発音するのか…とかどうでも良いのだか良くないのだかわからない発見があったりしたものである。
無事試験終了
英検2級合格。TOEIC600点突破。
とりあえずの目標は達成できたことになる。
英検はワークショップ等のおかげか、大して緊張せず話せたと思うので意外と問題なかった。
むしろTOEICの方がきつかったと思う。
①全部放送が一回しか流れない仕様
②リスニング等ひっかけ問題が多かったりする。
③時間がきっちり分けられていて、セクションをまたいで問題を解くことが禁止されている
これが意外と面倒で、つまり問題がわからなかったからといって、ページを進んだり戻ったりできなかったのである。(うろ覚え)
TOEIC600点以上というと高校レベルの単語だけじゃ足りなかったし、効率良く問題を解いていくスタンスでないと時間が足りなくなってしまう。
勧められた参考書に目を通して本当に良かったと思う。
努力に無駄はない
さて、指名されてばかりの学生時代が終わったら、今度はやたら外国からの観光客に何かと尋ねられてしまうのである。
緊張していると、気遣ってわかりやすい単語でゆっくり話してくれたりする人が多い。
私の怪しい英語に、清々しくThank you.と笑顔で返してくれるたび、嬉しくなった。
大学での英語の猛特訓の経験がなくば、一言も言葉を発せずに終わってしまっただろう。
またある時、仕事の資料で「ここの英語、スペル違ってる…」「ここの文法おかしくないか?」と気づいて報告。
上司「よく気付いた!お手柄!」
うおお!貢献したぞ!
本当に勉強したことってどこで役に立つかわからないと実感した。
Plus Ultra!
さて、私は最近英語の歌詞の歌を練習中。
蝶々Pの「about me」というちょっと前の曲だけれども、
何度も聴きたくなるピアノと切ない歌詞の黄金比が素晴らしいので
これを歌っている英語対応ボーカロイドに負けないよう頑張るぞー!
洋楽も何か一つ歌えるようになりたい。
オリンピックも始まることだし、忙しいを言い訳にしないで英語を復習しながら、
もう少し上の点、級に挑戦してみようと思います。