雨と箱庭

明日は明日の風が吹く。

卒業ソングについて(独り語り)

この季節になると今年も卒業ソングが街にも流れている。

 

自分のときは何を卒業式で歌ったかというと、定番の「旅立ちの日に」。

ただ、定番すぎて気づいた時にはもう飽きてしまっていた。(批判ではない。歌自体は良いとは思う。)

「おおーーーーーーーーぞらにぃぃーーー」

という最後のロングトーン(言う程ロングでもない)が印象的である。

 

それから、小学以降では必ずもう1曲学校毎にあった。

小 ビリーブ

中 三月九日

高 仰げば尊し

 

このような感じ。高校だけなぜか伝統すぎる。もう自体柄今は別の歌が歌われているのかもしれない。

特に3月9日は歌詞も配られず、私は歌もよく知らなかった。しかしほとんどの人が知ってて当然みたいと言わんばかりに歌えていてびっくりした。この中ではキーが難しいのもあってまともに歌えなかったのは覚えている。

後から知った衝撃の事実。祝福ソングではあるが本来は卒業ソングでなかったらしい。
確かに私とあなた、のあなたって誰だろうと思って歌っていた。友達というより特別な一人のイメージで、想い人?歌自体は名曲なのだが、10代前半でそれを歌ってもどこかしっくりこなかった。
全くイメージが掴めないで歌うのも難しいので「志望校合格という夢を一緒に持ちながら熱心に指導をくれた恩師に届けるという設定」と考えることにした。
どれも素晴らしい歌ではあったが、正直アオハルすぎて私には少々まぶしく、歌いたい曲ばかり歌えないのも現実で勉強だと思いこなしただけだった。

 

高校のとき卒業式で桜ノ雨を歌ったという学校があったと聞いて羨ましく思えたこともあったが、さらに残念なことに通ったどの学校も桜の木は植えられていなかった。

年通った校舎とさよならバイバイ♪という替え歌を脳内で再生しながら長い坂道を軽い足取りで下ったような記憶さえある。

 

かといって「卒業シーズンにおすすめ曲は?」といえば別の曲を推す私。

・シルエット
・歌に形はないけれど

ほかに桜など人によって思い浮かべる曲はそれぞれだと思う。

「卒業向けの歌」というよりも「卒業に合いそうな曲」が好きなもので、

この時期になると聴いてしまうのはそれらの歌。

LISAの「炎」もパッと見は合うかなと思ったけど、やはり意味合いは違って聴こえてしまうかなというところ。

煉獄さんへの鎮魂歌かつ炭治郎の決意ともいえる内容の歌なので…。

 

 

以上